5月1日って何の日かご存じですか?そう、「メーデー」です。
でも、聞いたことはあるけど「それって祝日?」「なんか昔のイベント?」って方も多いのではないでしょうか。
ざっくり言うと...
メーデー(May Day)は、労働者の権利を守ろう!と声を上げる日で、発祥は19世紀後半のアメリカ・シカゴ。当時アメリカでは12時間〜14時間労働が普通だったのですが、労働環境の改善を求めて、労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働者争議)が起こし、8時間労働の実現を要求したことに由来します。
 「1日8時間労働を実現しよう!」という運動が世界に広がり、今では多くの国で「労働者の日」として記念日となっています。ちなみに日本で最初にメーデーが行われたのは1920年の東京・上野。なんと100年以上も前からあったんですね。歴史あるんです、メーデー。第二次世界大戦中は開催が禁止されましたが、戦後は労働組合の活動再開とともに再び開かれるようになり、日本の労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしたとのこと。
 5月1日を祝日とする国も多い中で、日本では祝日ではありませんが、日本でもメーデーには全国で10万人以上が参加する大イベントだそう。(知らなかった...!)

働くって大事。でも健やかに働くことはもっと大事です。もし、過去に声を上げる人がいなかったら、私たちの労働時間は12時間以上が当たり前だったかもしれませんね。「働くこと」について考えた、そんな時間でした。

次回もお楽しみに(^^)/